ブレずに伝え続けたいこと
渋干支×和柄
左/2024
三つ巴龍
右下/2023
葛飾北斎『三体画譜』真・行・草
右上/2022
渋虎
過去3年の年賀クッキーのメインの干支
実は難しい技法はどれも用いていません。
和柄クッキーに関しても
基本のパイピング力の他に
和柄模様の描き方のコツを
学ぶと作ることが可能です。
※現在はディプロマ卒業生限定の
オーダーメイドレッスン
和柄パイピングレッスンのみ
開講しています。
実際に3作品の解説をします。
まずは今年の作品
三つ巴龍
この龍は
パーツを作ったあとに
後乗せする方法ではなく
直書きで仕上げています。
塗り込み済みのクッキーに
龍の輪郭のみガイドラインとして
転写をする
↓
緑とアイボリーで塗り込み
舌は手抜きして筆で赤を塗る
↓
乾燥後に黒のライン用のクリームで
細かい線を描いて仕上げる
葛飾北斎『三体画譜』真・行・草
ナイフカットして焼いたクッキーに
それぞれの色を塗り込んだ後に
一旦乾燥させる
↓
元絵を見ながら黒のライン用の
アイシングクリームで丁寧に
線を描く(真ん中・右)
目のみ筆で塗りつぶし
うさぎの髭は
筆で描いたように見えますが
アイシングクリームです
渋虎
ひとつ前のうさぎと工程はほぼ同じ
虎の縞模様も含めて全て
ライン用の黒のアイシングクリームで
仕上げています。
(そこがポイント♡)
渋虎のような縞模様の太い線も
葛飾北斎『三体画譜』真・行・草の
うさぎのしっかりとはらいのある
強弱のある線も
三つ巴龍の体の細かい模様も
ライン用のアイシングクリーム一本で
仕上げることができるのです。
アイシングクリーム
固さ調整の見極める力
安定したパイピング力
この2つのスキルで
この3作品は出来ています。
娘を出産して
産休明けして復帰して
もうすぐ3年が経ちます。
この年賀クッキーが
私が復帰してから
教室や作品のコンセプトとして
みなさんにお伝えしている
/
シンプルでも魅せるアイシングクッキーは作れる
\
をカタチにしている作品のひとつ
このコンセプトは
これからもブレずに
レッスンや作品を通して
伝え続けていきたいことです。
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